ワイシャツの手入れ方法

ワイシャツのお手入れは、実は自宅で簡単にすることができます。毎回クリーニングに出すとクリーニング代もばかになりません。自宅で出来るケアをマスターしましょう。

ワイシャツを洗濯するコツ

ワイシャツを洗濯するときに気を付けるべきことをまとめます。そんなに難しくありませんのでぜひコツをつかんでトラブルを避けましょう。

洗濯前・洗濯時に気を付けること

洗濯に出す前に、ポケットにペンや紙辺が入っていないか確かめて空にしましょう。また、社員証や名札など取り忘れが無いように！

普段の洗濯であれば、そのまま洗濯機のプロセスに移りますが、汚れがたまりやすい襟元は袖口を確認して汚れがひどい場合は、部分洗いを行います。
普段使う洗濯洗剤を汚れに付けてもみ洗いをすることもできますし、部分洗い専用の洗剤を使い、歯ブラシなどで軽くこすって洗剤をしみこませます。
部分粗いように洗剤を付けたあとは、他の洗濯物と同じように洗濯機で会洗うことができます。
（詳しくはお使いの洗剤の使用方法をご確認ください）

ワイシャツは洗濯機で洗うことができますが、必ず洗濯ネットに入れましょう。洗濯ネットに入れることで他の洗濯物と絡んで生地が傷んだりボタンが取れるなどのトラブルを避けることができるうえ、洗いシワを最低限にすることができます。
また、色の濃い色のシャツの場合、洗濯クズがシャツにつくことを防ぐことができます。

洗濯ネットに入れるときには、襟元とお腹あたりのボタンを留めて、ワイシャツは裏返します。襟は立て、カフスボタンは外します。
汚れが特に目立ちやすい襟元と袖口は外に出るように折り返します。

洗濯機には、洗濯ものを詰めすぎないようにしましょう。これによってしわを減らし、生地の傷みを割けることができます。

洗濯後のシャツの干し方

脱水が終わって洗濯機が止まったらすぐに取り出します。長時間放置しておくとしわが取れにくくなってしまいます。洗濯機から取り出したワイシャツは襟、前立て、袖を引っ張ってしわを伸ばします。
縫い目が長いワイシャツの脇のほうも引っ張ってよれを取ります。

しわをある程度伸ばしたあと、干すときはシャツの肩幅にあったハンガーにかけます。肩幅が狭すぎるハンガーを利用すると、肩の変な位置にハンガーの跡がついてしまい、そうなるとアイロンでも跡を取るのが大変になります。ワイヤーハンガーのように細いものよりも、太く厚みがあるものの方が干した時に隙間ができるので乾きやすいです。
干す場所は、陰干しが基本です。

陽に当たりすぎることで色落ち、生地の傷みが早まるなどあるので、注意しましょう。

アイロンの当て方

ワイシャツにアイロンを掛ける際の適温は140～160℃です。（洗濯表示を確認しましょう）ワイシャツをアイロン台に軽く引っ張り押しつけるように、あらしわを伸ばして広げます。プレスする部分の粗じわを手で押さえて伸ばしながら手順よくアイロンをのせていきます。アイロンがけのコツは、このようにアイロンを乗せる前の段階でしわをある程度伸ばすことで、そのためにアイロン台の角を上手に使ってきます。

アイロンを書ける順番

①カフス
カフスの裏面と剣ボロをプレスします。アイロンを前後左右に擦るのではなく、重みをかけて押さえつけるようにアイロンを使います。

②袖両面
片方の袖ずつ、前面裏面両方を掛けていきます。袖のカフスがわから、方に向けて滑らせるようにアイロンを動かします。

③前身頃
ワイシャツの前身頃の左右にアイロンを掛けます。裾から方に向けて、滑らせるようにアイロンを動かします。
ボタン、ボタンホールのところは生地が多く重なっているので、しっかりとしわを伸ばせるように、体重を書けるようにしっかりとプレスします。

④肩先と襟の付けね
肩先・襟付けねの部分はアイロン台の角を利用します。

⑤後身頃（背中）
背中のしわも裾から肩の方へアイロンを動かします。プリーツがある場合には、スチームで仕上げるとしっかりと癖をつけることができます。

⑥肩ヨーク
後ろ見頃の肩部分を肩ヨークといいます。左右半分ずつシャツの裏側（タグのついている方）にアイロンを当てていきます。
中心部分から、左右にむけてアイロンをうごかし、しわを取っていきます。

⑦襟
シャツのタグが付いている方を下に襟を広げておきます。（襟を曲げたときに隠れる方を上にします）
スプレー糊をスプレーし、襟の片側を引っ張りながらアイロンをかけます。アイロンは左右外側から中心にかけてアイロンを滑らせます。
襟すべてを一度にしわを伸ばそうとせず、左右から中心にかけてアイロンを動かすのがポイントです。

⑧仕上げ　左右前方肩部分
シャツの第一ボタンを留めて、左右の前方部分にアイロンをかけて仕上がりです。

クリーニングを活用する

汚れがひどい場合は、丁寧なお手入れが自宅でできない場合はクリーニングを利用しましょう。
クリーニング店に出す場合は、ポケットなどに何も入っていないことを確認します。
汚れやシミが気になって出す場合には、その場所や汚れが付いた原因をスタッフさんに伝えましょう。
せっかくお金を出してしみ抜きなどをお願いするのですから、確実に落としてもらえるためには伝達するのが確実です。

また、ほつれやボタンが取れかけていないかも確認を。クリーニング店の方でも確認してくれますが、どちらの責任かトラブルになることを防ぐことができまし、クリーニング店によっては修理のサービスを行ってもらえることもあります。

クリーニングから戻ってきたら、必ずカバーされているビニールを外して保管します。ビニールがかかったままだと湿気がたまり、最悪の場合はカビが発生してしまうことも…
クリーニング店に出す前には無かったほつれやコゲボタン欠けなどがあればすぐにクリーニング店に伝えましょう。

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